北米留学上級技術マニュアル - 大学の情報を集める
目次
- まず、母校人脈から
- ネットワークをひろげる
- 大学ランキング活用法
- 『全国大学職員録』
- 留学生同窓会
- 現地の日本人会
- 現地の地方新聞
- World-Wide Web
- 電子メールリストで情報収集
- 掲示板
- 無料留学相談所
- 留学業者の使い方
- 手広く調べる
- 志望大学から資料を送ってもらう
- 資料をどう分析するか
- 夏期講座で現地視察
- 点数不足をカバー
まず、母校人脈から↑
まず、留学を考えている旨を母校の先生に告げてアドバイスをもらおう。その先生はあまり詳しい情報をもっていなくても、事情に詳しい人を紹介してもらえるかもしれない。最初は「紹介→紹介→紹介」で、人の輪と情報ネットワークを広げるのが得策である。話しを聞かせてもらって一番参考になるのは、
- あなたと同じか近い分野の勉強を北米でした人
- あなたが応募することを考えている大学に留学した人
である。
両方の条件を満たしていれば言うことはないが、一方だけでも何かと参考になるものである。たとえ専攻分野は違っていても、同じ大学に行ったことのある人だと大学の雰囲気などに通じているし、あなたのやりたい分野の勉強をした人を紹介してもらえるかもしれない。とにかく、なるべく多くの人に会ってみるべきである。
ネットワークをひろげる↑
ある人に会って相談にのってもらったら、別れ際に、「この次はどの方からお話をうかがったらよろしいでしょうか。御助言いただけませんか。」と次のネットワーク作りをすることをお勧めする。しばしば、「私の知り合いの〜さんに連絡してみなさい。」と紹介してもらえるものである。こうすることで、情報網がどんどん広がる。また、日本は所詮コネ社会だから、こうやって紹介で人脈を広げていくのが一番スムーズなやり方である。(余談ながら、北米社会でも時と場合によってはコネがものをいう。大学院応募や転職の際の推薦状の重視にそれがあらわれている。)
相手に合った質問をしよう↑
例えばプリンストン大学で日本文学を専攻した人に向かって、「プリンストンの物理学科に編入したいんですが、日本の大学で取得した数学の単位は移行が可能ですか」と質問しても、的確な答えがかえってくる確率はきわめて低い。「私は物理学科のことはわかりませんから、学科に直接問い合わせてください。」と言われることは目に見えている。今どき、電子メール一本で大学に直接連絡が取れるし学科の連絡先もWWWで簡単に調べられるのだから、この種の手続き上の質問は億劫がらずに自分で大学宛に英語のメールを出して問い合わせることにしよう。その方が正確な情報が得られることは、まず間違いない。
もっとも、学科当局に正面切って尋ねても答えてくれないような「裏情報」がある場合もあるが、それならなおさら学部の内情に精通している人にきかないと意味がない。「プリンストン大学で日本文学を専攻した人」にはむしろ、そういう情報を知っていそうな知り合いがいるかと尋ねるのが気のきいた質問のしかたといえよう。
また、所属学科をとわず、大学の雰囲気や生活環境などはその大学にいたことのある人から参考になる情報が得られるから、じっくり話をきいておきたい。然るべき人物にツボを得た質問をすれば、聞かれた方もしっかり答えてあげようという気になるのである。
なお、相談にのってもらった人には後でメール一本、はがき一枚でもいいから挨拶しておこう。(結論が出てからでもかまわない。)不思議なもので、相談した方は忘れていても相談された方はしっかり覚えているということがよくある。相談にのった相手がその後どうしたかわからないというのは、後で結構気になるものである。
大学ランキング活用法↑
こんなランキングまである↑
週刊誌 US News & World Report には、毎年全米の大学のランキングが掲載される。Undergraduate programの総合順位の他、大学院は工学、ビジネス、医学などの分野別にも順位が報告される。
- Wehrli's Graduate & Undergraduate Program Rankings
変動激しいランキング↑
日本だと新設大学が優秀な教授陣をスカウトしたり最新の設備をそろえたりしても、余程上手にマスコミにのらない限りその中味のよさが大学の評価に反映して広く世に知られるまでには何十年もかかるが、アメリカではそのサイクルがずっと短いようである。たとえばUniversity of California, San Diego (UCSD)は1960年代に入ってからできた大学だが、理工科学、コンピューターや認知科学に的を絞って強化に努め、1980年代には早くも全米ランキング上位に名を連ねている。(日本でいえば、たとえば京都産業大学が東京六大学に伍する名声を得た状態を想像していただきたい。)19世紀の末に設立された西部の新興私立大学の雄Stanford Universityも第二次世界大戦が終わったころは地方大学の一つに過ぎなかったが、今や、創立300年を越えるHarvard Universityと声望を二分している。
こういう変動の激しさを反映してか、昔から名の知られた大学でなくとも、現時点で内容の充実した大学なら学生本人も大いにプライドをもって勉学に励めるようである。逆に一旦名声を確立してしまうと1〜2年で急に世評が悪化するということはあまりないが、やはり長期にわたって内容の低下が続くとIvy League Schoolといえども如々に評価が落ちていく。
ただし、アメリカでも、「息子/娘は〜大学に行っています。」と自慢したい心理が陰に陽に働くのは否定できない(日本ほど極端ではないが)。こういう場合には大学の内容より「きこえ」が大事であるから、とにかく名前の通った大学を指向することになる。Ivy League Schoolの評判を下支えしているのも、一つにはこういう心理なのであろう。
Gourman Reportの怪↑
Gourman Reportを仔細に検討してみられた方は、「何かヘンだな?」とお気づきになったことと思う。各学問分野ごとにそれぞれの大学を、教授の質、設備の充実度などいくつかの指標から「採点」しているのであるが、それぞれの学問分野ではどの指標をみても全く同じ順位で大学が並んでいるのである。まともに大学の内容を分析評価していたら、こんな極端な「偶然の一致」が起こるはずはない。「教授陣は抜群だが、設備が老朽化している大学」、「教授はそこそこだが、充実した最新の設備を誇る大学」など、それぞれ得失があって当然なのである。察するところ、Gourman Reportは先に総合順位を決めて、それにあわせて各指標の評価数値を適当にわりふっているのではないか、と疑わざるをえない。Gourman Reportに記載されている総合順位が全く無意味だといっているわけではないが、所詮大雑把な目安を与えるものに過ぎないことは頭に入れておかれたい。
『全国大学職員録』↑
廣潤社刊『全国大学職員録』という文献には、日本中の大学の先生の名前と出身大学が記載されている(短大編も出ている)。この資料から、自分が行きたい大学に留学経験のある先生を探し出し、じかに連絡をとって話を聞かせてもらうという手もある。いささかゲリラ戦法的なやりかたなので快く応じてもらえるかどうか保証の限りではないが、可能な情報網のひとつとして頭に入れておかれたい。
もちろんこんな高い資料を自分で買う必要はない。大抵の大学図書館に備え付けてある。
留学生同窓会↑
イリノイ大学(University of Illinois, Urbana-Champaign)留学生同窓会など、各大学への留学経験者が日本へ帰ったあと、親睦団体を作っていることがよくある。そのような団体の役員に連絡して、しかるべき人を紹介してもらうという手もある。うまく話をつけて、同総会の会合に同席させてもらえれば、一挙に情報網が膨らむ。(イリノイ大学同窓会のように留学生に奨学金を出しているところもある。)
現地の日本人会↑
全米各地に日本人会があり、大学街ではその活動の中軸は大学生が担っていることが多い。中には自前のWWWのホームページをたちあげている日本人会もあるので、そこからタイムリーな現地情報を拾うことが可能である。MITの日本人会(The Japanese Association of MIT)は充実したホームページを作っているので、一度覗いてみられたい。また、近年インターネットを利用して、全米の日本人会の連絡組織(ジャパン・アソシエート・ネットワーク)を作ろうという気運もひろがりつつある。
現地の地方新聞↑
地方新聞に目を通していると、現地の治安状況や街の雰囲気が何となくつかめたりするものである。外国の新聞の現物を日本で入手するのは大変だが、「新聞の街角」は、そういう地方新聞のホームページへのリンクを満載している。
World-Wide Web↑
目指す大学や学科がホームページを持っているなら、即刻アクセスして情報を入手しよう。ホームページの充実度で、大学のテクノロジー環境がどの程度かもある程度推察できる。大学のホームページの一覧が、
http://www.mit.edu:8001/people/cdemello/univ.html
にある。
サーチエンジンをマスターする↑
せっかくWWWが使える環境にあるなら、その情報をフルに活用できるよう、サーチエンジンの使い方に精通しておきたいものである。どのサーチエンジンにも得意の分野や特に強力な機能があり、それを知っているのといないのとでは情報収集能力に大きな差がつく。
電子メールリストで情報収集↑
今やほとんどあらゆる学問分野にわたって、電子メールリストが組織されている。そのうちのかなりのものは、北米に本拠を置き、英語での通信を常態としている。こういうリストに加入して、直接「こういう勉強をしたいんですが、どの大学に行ったらいいでしょうか。」、「〜大学に興味がありますが、評判を教えてくれませんか。」というような問い合わせを載せると、返事をしてくれる人がほとんど必ずいる。場合によっては、その大学の現役の学生や卒業生と直接コンタクトできるかもしれない。ただし、メールリストにはその大学の教授が加わっている可能性も大いにあるので、文言はそれなりに選ぶようになされたい。
検索してみると、各分野にどんなリストがあるかを調べた一覧がネット上で公開されている。言語関係に興味があるなら、
- The List of Language Lists http://www.evertype.com/langlist.html
が便利。
掲示板↑
リンク集からもたどれるように、留学を専門とした掲示板があちこちにできている。特にJapan Yahoo の留学掲示板は参加者や投稿数が多く、一つの話題で何百本も投稿が続くことがある。現/元留学生や留学志望者の意見を広く求めたい時には役にたちそうである。
もっとも、時にはあらぬ話題でもりあがってしまうこともあるようだがー。
無料留学相談所↑
意外にも(?)、無料で留学相談にのってくれる機関というものが存在する。あまりこみいったことをしてもらうことは期待できないが、時と場合によっては役にたつものである。特に、留学テストの申込用紙などを気がねなくもらうには、もってこいと言えよう。
留学業者の使い方↑
留学雑誌をみると留学斡旋業者が広告を出しているが、果たして業者は金を払うだけの値うちがあるのだろうか。それをこの章で検討する。
早くてきれいなプロの仕事↑
業者に手続きを委託して一番ありがたいのは、所定の仕事を確実にこなしてくれることである。応募用紙のタイプ一つとっても早くきれいに仕上げてくれるし、書類手続きの間違いもない。特に、既に勤めていて時間がとれない人の場合、業者に代行してもらうと精神的にも楽である。もし一から十まで手続きを代行してもらうのが金銭的に高額すぎるとか、そこまで他人に頼りたくないとかいう場合、essayの英語のチェックやタイピングなどの技術面での援助だけをしてくれる業者を探すのも手である。
また、一校への出願手続きだけ業者に依頼してそのやり方を研究し、それに習って他の大学への出願は自分でやる、という手もある。(こういうのは、「嫌がられる客」だが。)「本番」の一年前にこうやって一通りの手続きを観察しておくと、翌年はてきぱきと自分で仕事を進めることが可能になる。
「ところてん」にされない為に↑
留学斡旋業者の通弊は、入学実績づくりの為の踏台として顧客を扱うところ。その人が将来どういう計画をもっていて、そのためにはどの大学でどういう勉強をするのが一番いいか、というところまで親身になってとことん相談にのってくれる斡旋業者は非常に稀である。(はっきり言って、そこまでやっていたら志願者一人一人に膨大な時間がかかり営業ベースではとても採算がとれない。)
うっかりしていると、業者のペースにのせられて、とりあえず通りのいい大学へ「ところてん」のごとく適当に押し込まれてしまう。入学してから、「こんなはずではなかった」と後悔する人も多い。これを防ぐためには、少なくとも志望校選びの段階では自分がイニシアティブをとって、業者に振り回されないようにすることが必要である。
熱血カウンセラーに出会ったら↑
逆に、もしそこまで親身になって相談にのってくれるような業者のカウンセラーにいきあたったら、大変ラッキーと言える。あまり商業化されていない中小の留学相談所などに、時折こういう「熱血カウンセラー」がいたりするものである。
ただし、そういう人に限って「留学って甘いものじゃないのよ。」とか「そんな曖昧な動機じゃ、行ってから後悔するわよ。」とか厳しいことを言ったりするものである。これは別に意地悪をしているのではなく、将来計画の中にしっかり留学が位置づけられるように助言してくれているのであるから、気を悪くしないことである。(実際問題として、留学カウンセラーを納得させる答えができないようでは、入学選考委員の教授陣をうならせるようなしっかりした応募趣意書など書けるものではない。)
得意分野を聞いてみる↑
留学斡旋業者の中には、短大留学を得意とするもの、大学院留学を専門とするものなど、それぞれの得意分野がある。当然ながら、同じ額のお金をはらうなら実績のあるところに頼みたいものである。遠慮はいらないから、契約を取り結ぶ前に過去の入学実績を聞いてみよう。
「入学後」に弱い留学業者↑
概して、留学斡旋業者は、顧客が入学してしまった後のフォローをあまりしない。ましてや、卒業後の就職状況にいたっては、統計などほとんどない。こういうデータを集めても業者の儲けにならないから当然かもしれないが、実はこちらとしては、入学してからうまくいっているかどうかが一番知りたいところなのである。これは営利業者の宿命なので、そういう限界があることを頭においた上でつきあうしかない。
手広く調べる↑
最終的に出願するか否かは別にして、関連のある学部や学科の資料はなるべく幅広く集めておいた方がいい。この作業は業者に頼まず、自分でやることをお勧めする。そういうプロセスを通じて、本命校の特徴も浮かび上がってくる。そこで集めた情報は、最終的に数校から合格通知が来てその中から一校を選ばないといけなくなった時に大いに参考になる。さらに入学後、専攻分野の勉強を本格的にはじめたときも、かつて自分が資料を検討した大学の先生の論文を読むことがあれば、興味深いものである。
志望大学から資料を送ってもらう↑
少しでも興味のある大学には、資料を請求しよう。次の手紙例では、住居に関する情報も送ってもらうように依頼してあるが、そこまでやってくれるとは限らないから、Housing Officeにも資料請求の手紙を出しておいた方が無難である。
なお、たとえWorld Wide Webなどで必要な情報が全て手に入る場合でも、必ず大学発行の文書を一式入手して手元に残しておくべきである。後日入学手続きのことなどで紛糾した場合、「Webにそう書いてありました。」では押し問答になりかねない。(むこうがその文面をサイトからはずしてしまったらおしまいである。自分のプリンターを使って先方のホームページを印刷して持っていっても、技術的には改竄が不可能ではないから証拠としては弱い。)
学科への資料請求の手紙の例↑
To whom it may concern::
I am a Japanese student who is very interested in applying for your PhD program. I would greatly appreciate it if you would send me an application form for a foreign student, a description of your program, housing and financial aid information, and any other relevant information that may be helpful.
Thank you for your attention to this inquiry.
手紙はA4サイズの用紙に↑
北米では、便箋もノートも、(変形)A4サイズが標準になっている。B5サイズの手紙など出したら、紛失されるもとにもなりかねない。このあたりは、「郷に従」った方がいいようである。
資料をどう分析するか↑
資料が手に入ったら、次の点に注目しよう。このような観点から数校を比較すると、それぞれの特色が浮かび上がってくる。さらに詳しいことを知るために直接連絡をとる時も、何を尋ねたらいいのか、焦点が絞れる。
- 応募締切日
- 応募に必要な書類
- フルタイムの教授の数、研究テーマ
- 若い先生が多いか、ベテラン中心か(暦年齢は公開しないので、卒業年度で推測するしかない。ただしネット検索を駆使すれば年齢情報が入手できる場合もある。)
- 入学条件
- コースの種類
- コースおよび教官の専攻テーマからみた学科の特質
- 必修科目と選択科目の比率、条件
- 卒業用件(論文必須か、試験だけで卒業できるか、など)
- 財政援助の種類、受給率
- コンピューターなどの設備
紙に書いてない入学条件↑
事前に教授と直接話をつけて、その教授が入学後の指導教官として面倒を見るという取り決めをしておかないと、いくら他の条件がよくても入学許可を出さない学科がある。こういうことは募集要項には書いてないので、内情を知っている人から聞き出す他ない。身近にそういう人がいればいいが、そうでなければ学科長に手紙を出して探りを入れてみるとよかろう。熱心で優秀な学生には、あれこれアドバイスしてくれる親切な人も多い。
出願前の打診↑
出願前に学科長あてに手紙を書いて情報を求めるとともに、さぐりを入れて「てごたえ」をつかんでおくという手がある。こうやって脈のありそうなところにだけ出願すれば、出願料を節約するという効果もある。
相手の詳しい情報を入手する手段であると同時に、こちらを売り込むチャンスでもあるから、事前に他のルートから可能な限りの情報を集め、相手の関心をひくような手紙を書くことが肝要である(何も、興味のないことをあるかのごとく書け、と言っているわけではない。同じことをいうにも、表現や順序によって与える印象が随分違うものであるから、ご留意いただきたいのである。)
学科長への手紙の例↑
Dear Professor 〜:
I am a Japanese student who is currently studying 〜 at 〜 University. I am very interested in applying for your PhD program, with an intent to pursue my interest in 〜. I have been involved in this research area since my junior year, and I have conducted several experiments on this matter under the supervision of Professor 〜. I would appreciate it if you could let me know what resources (e.g., faculty members, labs, research centers, grants) are available on and around your campus regarding my research interest.
Enclosed please find my curriculum vitae for your reference.
Thank you for your kind attention to this inquiry.
ここに使われているresourceという語は、教授陣、設備、研究所、奨学金、学会、同窓会、講演などを広くカバーする便利なことば(日本語に訳すのが非常に難しい)であるので、覚えておかれるとよかろう。
学科に所属している日本人学生が、休みの間に一時帰国するかもしれない。そういう情報がつかめたら、連絡をとると生の情報が得られる。そういう人を紹介してほしければ、
In addition, if one of your students is visiting Japan sometime soon, would it be possible for me to meet him/her to find out more about the program?
とでも書いておくとよかろう。(だめでモトモトである。)
特定の先生の研究テーマが自分の興味の分野に近いことがわかったら、論文を送ってもらうなどして、さらに詳しい情報を収集する。
教授への手紙の例↑
Dear Professor 〜:
I am a Japanese student who is currently studying 〜 at 〜 University. I am very interested in applying for your graduate program, with an intent to pursue my interest in 〜. I have been concerned with this issue since my junior year, and I have conducted several experiments on this matter under the supervision of Professor 〜. Judging from your graduate program brochure as well as the letter from professor 〜, it is evident that there is considerable overlap between your research area and my interest.
Therefore, I would appreciate it if you could send me any reprints/preprints of your recent research papers.
Enclosed please find my curriculum vitae for your reference.
Thank you for your kind attention to this request.
夏期講座で現地視察↑
既にフルタイムで働いている人には難しいかもしれないが、あなたがまだ学生の身なら、志望する本命校の夏期講座に参加してその学校の雰囲気を掴むのもいいだろう。夏期講座といっても外国人向けの英語コースではなく、その大学の本科の学生が通う正規のコースに出るのである。(もっとも、例えばHarvardの夏期講習には同大学の雰囲気にあこがれる他大学の学生が詰めかけ、逆にHarvardの正規学生は旅行に行ったり他の大学の夏期講習に出たりしてしまうこともよくあるのだそうであるが。)
ここで単位を稼いで入学後の履修科目免除を願い出ることもできるかもしれないし(履修規則を調べてみられたい)、夏期講座を教えている先生のお目がねになえば、入学審査の時有利な証言をしてくれるかもしれない。もし、正規のコースに出ていい成績をとる自信がないなら(悪い成績をとると後々まで記録が残ってしまう)、聴講生(auditor)待遇で参加するという手もある。(この場合、当然ながら、単位は取得できない。)ただし、大学によっては一度聴講した科目を後で正規に履修して単位を取得することを認めないこともあるから、うかつに必修科目を聴講してしまうと、面倒なことになることもある。一応、学科長に相談してみた方が安全だろう。(学科長は大抵夏も大学に残っている。)
点数不足をカバー↑
第一志望校の入学基準に「TOEFL580点必要」と書いてあるのに570点しかとれなかったとしても、あっさりあきらめる必要はない。点数以上の英語力があることをアピールしたり、専門に対する適性とやる気を売り込むことで、点数不足を克服して入学した例は多々ある。
ただし、さすがに40点、50点の不足となると、この作戦の効果も薄れる。点数不足だと入学できたとしても仮入学(probation)扱いにされたり、余分に英語学校の授業をとらされ、あるいは奨学金の審査で不利になったりしやすい。周到に準備して点数をあげておくに越したことはない。(不必要な「借り」は作らないほうがいい。)また、大きい大学の、特に学部課程の審査は概して流れ作業的なので、「頼み込み」が利きにくい傾向がある。
日本だと、書類の締切や合格ラインの基準点数は絶対的なものと思ってしまいがちだが、北米の大学の場合、特に大学院レベルでは、入学審査委員の裁量によって随分柔軟に対処してくれることがある。逆に言うと、書類に書いてあることを馬鹿正直に信じてあきらめると損をしかねない仕組みでもある。
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